30年の治療経験から編み出した鍼法です。この気の循環鍼は、「治病求本(病を治すには、病気の根源の探求が必要である)」という中医学の考えに基づいた方法で、経絡上の滞りを解消し、全身の気がスムーズに流れるよう促す治療法です。
養生サロンでは撚鍼法を用いた施術を行います。
鍼を刺す方法には、大きく分けて「管鍼法」と「撚鍼法」の二つがあります。
撚鍼法は最も古い刺鍼法であり、中国では現在でも用いられています。
片方の手で鍼を持って捻りながら刺鍼する方法です。
Dr. Ho メソッド
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独自の「気の循環鍼」を用いた施術をいたします
気の循環鍼は、「治病求本(病を治すには、病気の根源の探求が必要である)」という中医学の考えに基づいた方法で、経絡上の滞りを解消し、全身の気がスムーズに流れるよう促す治療法です。
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少ない本数での鍼治療で自然治癒力と自己免疫力を引き出します
鍼をたくさん刺す治療はいたしません。一本一本の鍼を大事におき、その時々の反応をしっかり確認しながら、施術いたします。患者さんの身体的な負担を減らすだけでなく、患者さん自身に必要な身体の機能回復を早め、自然治癒力と自己免疫力を高めます。
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歯科東洋医学を用いた最新予防医療もご提供いたします
西洋医学である歯科医療と東洋医学(中医学)である予防医療を融合し、歯科東洋医学という新しいアプローチを普及させる活動をしています。予防・治療・増進・養生といった広い範囲で患者さんをケアいたします。治療(Cure)からケア(Care)へシフトする最新予防医療を提供いたします。
気とは
「気」は宇宙の生命力、生命エネルギーを表す言葉です。
気は生命のすべての要素の基本であり、経絡を通って全身に浸透すると考えられています。
中国古代の文献『呂氏春秋』に、「流れる水が腐らず、戸の枢が虫に食われることがないのは、動いているからだ。体と気もまた同様である」という一文があります。これは、「気の流れをスムーズにすることは、心身の健康にとても大切なことである」ということを意味しています。
東洋医学で使われる言葉に、「経絡」「気」「経穴」といったものがあります。「経絡=線路」「気=電車」「経穴=駅」と考えるとイメージしやすいかもしれません。線路がきちんと整備されていなければ電車は通れませんし、電車が動かなくなると、駅に人があふれかえったり、人が少ない駅がでてきてしまったりします。
このように、気の流れが滞ってしまうと身体に不調が現れますし、反対に、身体に不調があると気の流れが滞っていると考えることが出来ます。
また、東洋医学では、身体は五臓六腑(内臓の機能)の調和によって健康が保たれ、そのバランスが崩れると病気になるととらえます。この五臓六腑も経絡によって結び付き、気が巡ることでスムーズに働いているのです。
病気は正気と邪気との戦い
東洋医学では、体がもつ病気に抵抗する力を正気、体の働きを妨げる要因を邪気と呼び、病気は正気と邪気の戦いであると考えます。
正気が勝てば病気は治りますが、病後は正気を元どおりに回復させるために休養や栄養補給が必要です。正気と邪気が互角で勝負つかず長期戦になると、慢性疾患となります。